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2017年7月1日土曜日

ボリビア 5【あなたの知らない世界〜ポトシ銀山で働く労働者たち〜】



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【現在地:日本/福岡】

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2017年2月13日(月)






あなたがつけている銀のネックレスや指輪、ピアス。
いったいどうやって採掘されるか知っていますか?





今日はボリビア、ポトシにある負の遺産についてちょっとお話。



セロ・リコ銀山 別名「人を喰う山」



スペイン植民地時代、銀が豊富に取れるこのセロ・リコ銀山に目をつけたスペイン人。
彼らはインディオなどの奴隷を集め、過酷な環境の中、休みを与えることなく鉱物の採取のために働かせます。
あまりに劣悪な条件の中、重労働をさせられるので、この銀山で800万人が命を落としたと言われています。
当時、死に物狂いで働いても1日の給料はたったの3ドルにしかならなかったというから驚愕。




そんな銀山で今も働く鉱夫がいて、彼らの様子を見ることができるツアーがポトシでは有名。
こんな経験、2度とできるもんじゃないと思って行ってみました。



銀山ツアーの値段はツアー会社によって80〜150ボリまでと、まちまち。
安いツアーだと、銀の精製工場に行かなったり、ツーリスト用の山に連れて行かれることがあるらしい。
装備もちゃんとしていなかったり、適当なガイドだったり、元採掘者から話を聞けなかったりなど。
5、6軒ほど聞き回って、 他のブログでも挙がっていたコアラツアー(koala tour)というところに決めました。(120ボリビアーノ 2004円)



今日は前日のカーニバル明けということでマインツアーに参加する人が多かった。
参加者は23名。半分が南米の人で半分が欧州の人たち。



まずは全員、鉱山に入るための準備から。
服を着替えて、ヘッドライトも装着します。



こんな感じ。
短足がバレバレ。



その後、スペイン語チームと英語チームに、そしてさらに5人程度の小グループに別けられました。




まず訪れたのがマイナーズマーケット。
ここで、銀山で働いている人たちに強制的にお土産を買わされます(笑)



どんなお土産を買わされるか気になりますよね。
でも、この中から1つ選んでって言われたらきっとためらうと思いますよ(笑)




1.ダイナマイト



2.アルコール度数96%のスピリッツ(お酒)




3.コカの葉(コカインの原料)




ダイナマイトは銀山内の爆破に、
スピリッツはジュースなどと混ぜてお酒として、
コカの葉ガムのように噛み、空腹や疲労、眠気を紛らわすために



コカインの原料となるコカの葉。
麻薬の原料になる植物の葉っぱであることは間違いありませんが、葉自体にはごくごくわずかなコカインしか含まれておらず、そのため依存性、精神作用はほとんどないとのこと。
むしろ、ここらの人々は高山病の症状を和らげるたり対策になること知っているので日常的に噛む習慣があるくらいです。
標高が高い都市だと頻繁に見かけるし、このように商店で買うこともできるんです。



気になる方はこちらに記事をご参照ください。
▼アンデスのコカは麻薬か?
http://raimane.com/world/kai/226/



実際にコカの葉を噛んでみると5分ほどで口の中が歯医者で麻酔を打たれた時ような感覚になりました。
確かにこれを噛み続ければ、空腹や疲労などを麻痺させることはできるかもしれません。



マイナーズマーケットでお土産を1つずつ買って行った僕らはいよいよ鉱夫が働く銀山へと足を踏み入れます。



銀山からの風景。
ここ、高度計をみて見ると、4300mを超えていました。



現在、ポトシの銀山では12000人が働いていて、彼らは1日6時間から12時間、週5.6日働いています。
平均年齢は50歳くらいだけど、若い子は14、5歳からいるそうな。



さぁ、中に入ってみましょう。
このセクションでは400人の鉱夫が働いています。
中は砂埃が舞っていて、時々息苦しくなります。
薬局で1ボリビアーノ(16.7円)で買ったマスクをしてたけど、逆に呼吸が苦しくなる。



レールに沿って歩いていると奥から
「ゴォオオオーーー」っと音がヘッドライトの光と共にこちらに近づいてくる!



ガイドが横に避けるように指示を出す。
その瞬間、屈強な男たちが滑車を押して目の前を通り過ぎる!!!!



大人から少年までよく見ると口の中はコカの葉でパンパンになっています。



2トンもの重さがある滑車を、3人1組で運びます。
1人は先に前を走り、滑車の上に石などがないか確認し、残りの2人で台車を押す。



頬を流れる大量の汗と砂まみれになった服がこの仕事の大変さを物語っています。
汗だくになりながらレールを行ったり来たり。
標高、閉所、暗所、粉塵、、、、こんな環境で果たして僕は生きていけるだろうか。





ダイナマイトを実際に使っている音も聞こえる。
ガイドは、遠いところって言っていたけど、はっきりとドン!ドン!ドン!っと爆発する音と振動だったのでびっくり!



周りの岩壁を見てみると触れるだけで人体に影響が出そうな色や形をしている場所もあった。





僕らはガイドを後を追ってさらに銀山の奥へと入っていきます。
気温は10度。ライトがないと1m先すらも見えない完全な暗闇。
自分がどこを歩いているのかが全く分からない。
方向感覚が狂い、1人だと永遠に出られない気がする。



何かの穴?と思ったら、穴の底で作業をしている人がいました。
写真じゃわかりずらいけど彼はこんな狭いところで仕事をしながら1日を過ごすらしい、、、



あるいは道をぐねぐね曲がり、時には人がやっと1人通れる場所をくぐり抜けます。





くだった先にいたのは1人の鉱夫。



彼が採取していた鉱物。



給料は鉱物の採れ高制で、一週間で600〜1000ボリビアーノ(10000〜16700円)
彼らが採取した銀で、みんなが首からぶら下げているネックレスが作られるんだよってガイドさんから言われるとなんだかいろいろ考えさせられる。



彼らが寿命を縮めながら1週間働いて得る10000円と
僕らが普通に会社に行って1日働いて稼ぐ10000円と比べてみると全く平等じゃない。
でも、これが世界の現実。いろんな生き方がある。
日本にいて生活しているだけじゃ絶対に感じることのなかったこの感情。



最後は銀山の中に何体もいる神様に挨拶。


まず、お酒(アルコール96%のやつ)を地面に垂らし、神様に献上。
そのあと自分たちが口に含みます、、、が、これは飲み物ではないです(笑)
唇と舌と喉と胃がぐわぁーって焼ける感じ。
神様にタバコも与えていたのはちょっとおかしかったな(笑)



そして来た道を引き返し、外の光が見えた瞬間はホッとしました。
外に出て、太陽の光のありがたさと空気が綺麗なことにまず感謝。


落盤するかも、、
閉所でパニック起こさないかな、、
しんどいツアーだから途中で脱落する人もいるらしいし、、、
なんて心配していたけど、意外と大丈夫でした。
大量の砂埃に囲まれた時は息が苦しくて死にそうだったけど(笑)



銀山に入る機会なんて早々ないと思う。
自分が知らない世界を覗けて普段考えないようなことを考えることができました。
これからアクセサリーを手に取る時はきっと彼らことが脳裏に浮かぶんだろうな。
この経験は絶対に忘れないし、こういう人たちがいるということは忘れちゃいけないことだとも思う1日でした。



ということで今日はこれでおしまい。
明日はポトシで食べたもののレポートでーすb



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