【現在地：日本／東京】
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2017年1月20日（金）
今日もパイネ国立公園に行ってきました！
前日のツアーではパイネの景勝地をうまく回れたけれども、やっぱり自分の足で歩きたい！
▼パタゴニア 4【パイネ国立公園を1日で回るツアーに参加したらズルした気分になった】
http://gait-of-my-earth.blogspot.jp/2017/04/41.html
もともとは3泊4日のWルートでパイネ国立公園をトレッキングで回る予定だったけど、キャンプサイトが全て予約で埋まっていたので今回は日帰りで楽しむことに！
朝6時に起床。
今日の気温は16〜5度
午前中は雨時々晴れだけど、午後は晴れるみたい♪
まぁパタゴニアの天気予報なんてあてになりませんがね（笑）
前日に作っておいたスープをすすって体を温め、7時にはリュックを背負ってバスターミナルへ。
車内は満席。さすがハイシーズン。
事前にチケット買っておいて良かった！
9時過ぎ パイネ国立公園の入園口に到着
昨日のツアーで来たからすでにチケットを持ってる僕はそのままバスを乗り換えます。
車内でバス代3000ペソ（522円）を支払い、15分ほどでトレッキングのスタート地点に到着
現在時刻は10時すぎ。
ここから片道4時間のトレッキングが始まります！！
頂上付近は雲がかかっているけど、昨日より天気が安定していました。
ここから片道4時間のトレッキングが始まります！！
頂上付近は雲がかかっているけど、昨日より天気が安定していました。
最初はなだらかな坂道。
風を肌で、小鳥のさえずりを耳で感じる。
一歩一歩自分の足で歩くパイネ国立公園は昨日とは打って変わってものすごく楽しい！
ルンルン気分なトレッキング。
途中、荷物を乗せた馬のご一行に遭遇。
お馬さん達のしまったお尻をガン見しながら坂道を登ります。
自然を楽しみつつ、登り始めてはやくも1時間が経つころ。
足が重い、、、
思ったよりしんどい、、、
もはや足下しか見れない、、、
呼吸が乱れ、景色を楽しむ余裕もなくなりかける。
だんだんと心が無になっていく。
それでもふと後ろを振り返ると素晴らしい景色が見え、また頑張ろうって思える。
坂をひとしきり登ったら突如現れる谷間。
谷に入って風が強くなる。
体が持っていかれそう。
風も冷たくなり、汗ばんだシャツが冷たくなる。
やや下り坂なので、周りを見渡しながら歩く。
トレッキングを開始して1時間40分。
11時40分にチレーノキャンプ場に到着。
キャンプ場はすでに満員。
たくさんのテントが張られていました。
パンを食べたり、トイレ行ったり、15分ほど休憩したらサクッと出発！
10時55分に出発。
川を飛び越え、森を進み、橋を渡り、ぬかるみを避け、まるで自然と対話するかのように全身でトレッキングを楽しみます。
パイネ国立公園の水は綺麗なのでこうやって水を汲んでいる人も見かけられます
山が時間をかけて濾過し続けてきた天然水を飲むとまた元気がでますね。
足場が悪いところの木の皮はこんな色してます。
たくさんの人がこの木に捕まって通り抜けたことがわかります。
ここからさらに45分登り続けると目的地に到着します。
でも、ここからの道のりはそう簡単ではありません。
足を挫かないようにゴツゴツした岩場を確実に登って行きます。
息を荒げなから進んでいると、トーレス・デル・パイネの頭が見えてきました！！
あともう少し！
あともう少しのはずなんだけどなかなか到着しない。
しんどいよ〜＞＜
振り返ると今まで登って来たルートには米粒のように小さなトレッカー達。
みんな頑張ってるんだ。
しんどいのは僕だけじゃない。
そして3本の柱、トーレス・デル・パイネがはっきりと確認できた瞬間、体の疲れが嘘かのように吹き飛び、めちゃくちゃ興奮！！！！
まるで足に羽が生えたかのような気分で登ります。
そしてついに！！！
13時50分 トーレス・デル・パイネのミラドール（展望スポット）に到着！
ここから見えた景色がこちら。
順調に来ていたとはいえ、しんどい場面も数多くあったし、足が絡まってこけそうになったりもした。
それでもこの素晴らしい景色を目の前にするとこれまでの過程が大したことないように感じてしまう。
氷河から溶け出した水が作り出したエメラルドグリーンの湖。
無造作に無秩序に転ぶゴツゴツした灰色の岩の数々。
3本の岩峰は人類が誕生した時からそこに存在していたのだろうか。
頂上は雲がかかっていて見れなかったけど、この景色を見れて、ここまでこれて本当に良かった。
めちゃくちゃ達成感がある。
昨日のツアーとは大違い（笑）
人間なんて、この自然からすると小さな生き物でしかすぎず、無力だなと思った
自然の雄大さ、厳しさ、美しさを感じた1日でした。
すると途端に降り始める雨。
風も強くなってきて、気をつけないと足を取られそうになります。
何人もの人を追い抜き
何人もの人に追い越される
早い人はまるで風のようにひゅーんって通り過ぎて行く
同じ人間とは思えません（笑）
帰りは3時間30分（18時05分）ほどでトレッキングのスタート地点に戻ってこれました。
18時30分くらいに公園入り口行きのバスが来たけど、もうちょっと景色を眺めていたかったので、最終のバス（19時30分）に乗りました。
最終バスのせいか、我先にとものすごい勢いで乗り込む乗客たち。
絶対譲らないってオーラが出てて、人間って怖いなって思う瞬間でした（笑）
公園入り口から20時00分発のバスに乗ってプエルト・ナタレスの町まで。
帰りのバスの車窓からは虹が見えました。
最後の最後まで楽しませてくれるぜ！パイネ国立公園！
21時45分ごろ到着して宿に帰宅。
22時でもこんなに明るい空は初めてです。
朝早くから宿を出て、丸1日かけて行ってきたパイネ国立公園のトレッキング。
しんどい坂も多いし、途中雨も降ったりしたけど、全体を通してものすごく充実した1日でした。
1人でも全然楽しめた。
むしろ1人だったから他人に気を使うことなく自分のペースで回れて良かった。
そして求めていたものはこれだったんだと気付きました。
まぁよくよく考えてみると、3泊4日のトレッキングはしなくても十分満足したし、アルゼンチンサイドのパタゴニア、「エル・チャルテン」でも泊りがけでトレッキングする予定だから楽しみが増えて良かったのかもしれません。
次回はアルゼンチンの「エル・カラファテ」という都市へ行ってみます！
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＜パタゴニアのまとめも書きました（URLをクリック）＞
▼パタゴニア 13【2017年版 南部パタゴニア周遊でかかった費用・ルート・移動方法・宿・食事は？】
http://gait-of-my-earth.blogspot.jp/2017/05/132017.html
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