ベトナム 5【旅先で出会う日本人の方って僕以外みんな面白いですよね】

現在地：トルコ／イスタンブール

イスタンブールでは ORIENT HOSTEL というところに泊まっているのですが、30人ドミトリーの部屋に昨日の宿泊客はまさかの僕一人、、、
ある意味巨大なシングルルームでくつろいでます。。


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2015年5月11日、12日

今日はホイアンで出会った3人の日本人の方について書きたいと思います。
今回の出会いが僕の旅にとって大きかったのは間違いありません。
後半はちょっとネガティブなようで真面目な記事になるかもしれません、、、笑
写真少なめ、文字多め。


ではっ！！



まず1人目は、さとしさん
旅好きで40代にしてめちゃアクティブで若い！兄貴のような方です。
お昼前に川沿いをふらふらしていたらナンパされました。笑

ホイアンは3回目らしく、とにかく話がめちゃくちゃ面白い！
ベトナム北部にあるサパという少数民族が暮らす村の話のくだりは感動しました。

ざっくり説明するとーーーーーー

さとしさんは、バイクで村を回って、サパの民族と交流するためにバイクを一度降りました。

すると民族の子が、バイクのシートにダンボールを乗せたんだそうです。

「なんでダンボール乗せているのかなぁ〜」って思ったそうです。

もちろん僕もぶーちゃん（下で登場しますw）もなんでだろうと思いました。

その子は、バイクのシートが太陽の光で暑くならないようにと配慮してくれたんだということが後にわかったそうな、、、

ーーーーーー伝わり辛いかもしれんけど感動しました！

そしてさとしさんは常にバルーンを持ち歩いているそうで、それを子どもにプレゼントします。
今日もそうでした。

僕も月並みだけど、さとしさんと出会って以来、バスや列車で子どもが近くにいると折り鶴を渡すようになりました。


「ちょっとしたきっかけで、あるいはこちらから近づくことで、現地の子ども、お母さんと仲良くなれるんだ！」


ということを学びました( ´ ▽ ` )ﾉ

ちなみに、そんな優しいさとしさんは僕を初めて見た時、

「兵役を終えたような、あるいは飢えた野良犬のような顔をしている」と思ったそうです。

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続いて2人目はぶーちゃん
ギリギリ20代、、、だったような？笑

実は同じ宿に泊まっていて、初めて話したのは2日目でした。

フィリピン留学を経て女1人で世界一周中。

ビビリだけど関西人魂のある方です。

ここベトナムが2カ国目で、世界一周のブログもやっていて、僕なんかよりフットワークが軽くておもしろい旅をされている方です！

ブログはこちら↓↓

ちーちゃん世界を知る！

ぶーちゃんという長年の愛称をちーちゃんに変えたいらしく、ブログのタイトルも「ちーちゃん」が入っています。

ブログにも書いてあるんですが、僕と同じく英語が堪能ではない（らしい）にも関わらず積極的にツアーに参加したり、現地の人と交流したり。


そんなぶーちゃんからは、


「積極的な旅が面白いんだ！」


ということを学びました。

あ、よく、ベトナム人に間違われます。
いや、ベトナム人に限らず現地人に間違われます。
何ですかそのマルチ顔。
なんか羨ましいんですけど！


「現地人価格でいけるから得じゃん！b」


僕とさとしさんで、ぶーちゃんをちょっといじりました（笑）

いろいろ気持ちが沈んでいた時期だったけど、2人と改めて夜のホイアンを歩くと見える景色が全然違う。
なんか街がキラキラしてる！ランタンの輝きが昨日より増してる！？

旅はこういう出会いがあるから面白いですね♪

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そして3人目は、僕が日本を出発してから最も刺激を受けた方です。
その方は、ホーチミンで出会ったかんたくんがインターンシップをしたレストラン、「Ancient Bridge Restaurant」で働いています。
このレストランではベトナム料理、あるいはベトナム料理と日本料理の「フュージョン料理」を食べることができます。

（SAMURAI BURGER：フレッシュな野菜に、食べ応えのあるポークパテ、照り焼きソースが懐かしい感じがして美味しかった。）


僕と同い年の24歳、大学院生の名川さんは1年という期限で、ここのマネージャーとして働いています。
日本の某有名大学で、しっかり英語を学び完全にペラペラ。
当時、滞在8ヶ月目にして、ベトナム語も日常会話程度は習得したそうです。


「言語は道具だ」と、誰が言ったは知りませんが、まさに道具としての言語を名川さんは巧みに操っていました。
彼は、自分が置かれている状況をしっかりと把握し、マネージャーとして自分はどう現場を動かしていけばいいか考え、日々学んでいました。


国が違えば考え方も違う。
それを僕はこれまで身をもって体感してきています。
それを前提として、24歳という若さで現地のスタッフを従えるというのはそう簡単なことではありません。
会話をする中で、飲食を将来やりたいと思っている自分がいかに勉強不足なのかを痛感しました。


大学で何を学んだんだろう。
大学で何をやってきたんだろう。
後悔もあるけど、それなりに満足いく大学生活だった。
でも何も活かせていない。
このままではダメだ。
明らかに考えが足りていない。


完全に圧倒された自分がいました。
もやは尊敬の眼差しで名川さんを見ていました（笑）


自分がいかに今まで守られた環境で生きてきたのかを思い知らされました。
もちろん、お互いのバックグラウンドも違うし、人と比べることに意味はないのかもしれません。


人は人。
他人は他人。
自分は自分。


でも、世の中には、同い歳でも自分より凄い人なんてたくさんいるのもまた事実として受け入れないといけません。
ただ、それがどこかの誰かではなく、今ここに座っている彼がその内の一人だという現実。
この出会いは刺激すぎて心が追いついていませんでした。
さすがにこのままではやばいと今更ながら焦ります。


実際、旅してていいのかなぁ〜とかシリアスになることもあります。
だって、友人はみんな一生懸命働いてるんだもん。
逆に毎日忙しく働いている同世代からしたら僕みたいな流浪者は現実離れしていて羨ましいかもしれません。
でも、長距離バスとかに乗っているとふと思うんです。




「世界一周で何か得て帰らないとこの1年が無駄に終わってしまうような気がする」




旅のスタイルは人それぞれだし、自由でいいと思います。
目的がないのもまた旅だし、結果よりも過程を楽しむっていうのもアリだし。
頭でっかちにあれをやらなきゃ、これをやらなきゃっていろんな荷物を背負って窮屈な旅をするのも嫌ですしね。


それでも僕は今後の人生において、絶対的に意味のある時間だったと思えるようにしたい。

高校を中退し、大学も留年し、就職活動なんて一切やらずに旅にでた。
特技があるわけでもなく、何を頑張るわけでもなく、ちょっとだらけて生きてきた。
一般的に見れば少し遠回りな人生かもしれません。
それゆえに今、24歳、25歳の年にして1つ何かチャンスをつかみたいと思っています。
それがこの世界一周に込められた思いの一つでもあります。


何はともあれ、後に母親とも話したんですが、もっと焦るべきだなとやっぱり思います。


きっとこれからこういう経験をたくさんすると思う。
今の自分の状況だけでなく、これから先どうするのかもっと考えて旅をするべきだ。
もちろん楽しむことを忘れずに。
羨ましいようで悔しい気持ちもこみ上げてきたこの経験は必ずプラスになる。


では、今の自分にできることってなんだろうか。
このままでは「飲食店オーナーになる」なんて、夢のまた夢で終わってしまう。
今すぐ日本に帰って自分の人生のプランを考え直したい気持ちもないわけではありませんが、今やっていることを投げ出して夢なんて語れないのかなぁって思ったり。


（当時は）具体的な答えは出ていませんが、
「とにかく今はこの世界一周をより有意義なものにするべく、ない頭をしっかり回転させることが大事だ！」と思いました。
その割には早く日本に帰りたいなぁ、、とかたまに思いますが、、、笑


僕はまだまだ豆腐メンタル泣き虫小僧です。
今回も悔し泣きしました。ホイアンの幻想的な夜の街中で（笑）
なにはともあれ、これからもっともっと精神力を養うとともに、日本で、あるいは世界で活躍できる男になるべく、まず、僕にとっては壁の高いこの旅を最後まで続けようと誓うのでありました。
めでたしめでたし。


かんたくん、プライスレスな出会いの場を用意してくれたことに感謝します。
名川さん、真剣に自分と向き合うきっかけになりました。ありがとうございました。

ちょっと長かったですか？笑
2ヶ月半が経ちますが、ベトナムの出会いは今も鮮明に覚えています。
旅をしているといろんな方にお会いします。
これからも日々の出会いを大事にして旅を続けていきます！




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