【現在地:オーストラリア/パース】
ここ数日は、家探しと学校の体験入学やらなんやらで結構バタバタな日が続いてます。
8割方決まったので、週末は市内からほど近い海に行って、まったりしてこようかな〜
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2015年7月15日(水)〜16日(木)
この日は久しぶりの陸路での国境越えの日。
イランからアルメニア、何事もなければいいのだけれど、、、(フラグ)
市内でイランリアルからアルメニアドラムに両替できるところを探す。
国境だとレートが悪くて、50ドル分が40ドル分になって返ってくるから今のうちに両替しようと思ったけど、訪ねた2軒の両替所はどちらもアルメニアの通貨をもっていなくて、タブリーズではできないと言われた。
諦めて、国境で両替してもらうことに。とほほ。
とりあえず国際バスのチケットを手配しなきゃ。諦めて、国境で両替してもらうことに。とほほ。
市内バスに乗ってバスターミナルを目指します。
バスはターミナル内の端っこにあるこの会社「Didae Seir Gity」
簡単な英語を喋れるおじさんスタッフから
「明日の21時にエレバン行きのバスがあるよ。チケット買えるよ。だから明日の10時にまた買いに来てね」
と言われる。
なんで今買えないのか謎だったけど、あんまり深く考えずに宿へ戻る。
バス料金は1800000リアル。60ドル。(7560円)
ドルとの複合払いも可能だよとのこと。
翌日、再びバス会社の窓口へ指定の時間に向かう。
1時間以上待たされた結果、昨日買えなかった理由がわかった。
バスは首都テヘランから、ここタブリーズを経由して、アルメニアの首都エレバンまで行く
テヘランからならバスは確実にあるけど、タブリーズでチケットを買うなら、テヘランからバスが出発するまで席が空いているかわからない。
現在の時刻、昼12時。
12時発は満席
12時45分発は空席が6つ
13時発は満席
なんとなく嫌な予感がした。
そしてその予感は的中した。
待たされている間に時刻は12時45分をまわったので、確認してもらうと、12時45分発のバスも満席になったという。
これでは今日出発できない。
乗り合いタクシーを乗り継いで国境越えしてヒッチハイクしてエレバンに向かうこともできるというのは知っていたけど、面倒くさいし順調にいくかわからないし、行けた人によって費用はまちまちでマイナス面しかなかったので国際バスにどうしても乗りたかった。
ここで神の一声が。
「バスは満席だけど、ドライバーに交渉すれば乗れるかも、、」
本当かよ、、、信用できない、、、
でも、かけるしかなかった。
そのバスは21時にタブリーズのバスターミナルに到着予定。
もしだめならターミナルに泊まって明日考えればいい。
とりあえず宿のチェックアウト時間を大幅に過ぎているので急いで戻る。
宿に着いて、遅れたことにめっちゃ謝って、笑われながら100000リアル要求された。
そんなの聞いてないしどこにも書いてないし同意もしてない。
どうして遅れたのかの理由もきちんと話した。
こっちが悪いのはわかってる。
何度も謝った。
それでもきっちり金をむしり取ってくるイラン人
なんか今までのイラン人に対するストレスがいっきに爆発した(いろいろあったからね、、笑)
大声をあげてお札をテーブルに叩きつけ部屋に戻って荷造り。
バチ当たりだ。
でもなんか悔しかった。
幼稚に感じた。
自分が許せなかった。
イラン人が憎く思えた。
相手が悪いわけじゃいのに、もとはといえばチェックアウト時刻に戻ってこれなかった、あるいは戻ってこれないかもという可能性を考えずにバスターミナルまで行ったしまった自分が悪いということはわかっているのに、いろんなストレスから感情的になってしまった。1人の日本人の行動がイラン人に悪い印象を与える。
ましてはここは宿。
次に日本人が来た時に、彼らはどんな顔で彼らを迎え入れるのだろう。
旅人として恥ずかしくもあり情けないなと感じた。
すぐに宿をでて、荷物を背負い、世界遺産にもなってるバザールへ行ってみる。
タブリーズの滞在で唯一行った場所がここ。
食器、鍋、洗剤、スパイス、お菓子、ナイフ、クーラーボックスフルーツ、肉、クリームチーズ、水筒、厨房器具、衣類、バーケキューセット、絨毯、靴、香水、ネックレス、ベルト、帽子、ドライヤー、バリカン、時計、ドライバー、はちみつ、バッグ、文房具、水着、綿、なんでも売っていた。
人の雰囲気が穏やかで、なんだか癒された。
やることないので、夕方早めにバスターミナルについた。
窓口の人がおじさんから若い兄ちゃんに変わっていた。
再び嫌な予感。
旅をしていると、自分の勘が妙に冴える時がある。
そしてその勘はまたもや的中。
「Today Full!!」
何も引き継ぎされてなくてそれしか言わないお兄さん。
もう勘弁してくれ。
これじゃあ動けないではないか。
どうしたものか。
とりあえず対応してくれたおじさんの名前は控えていたのでその人に電話してくれるように頼む
「だから満席だって言ってんだろ!」
何度もそんなようなことを言われるがこちらとしても折れるわけにはいかない。
なんとか電話をかけてもらい、ようやく話が通じた。
1時間後、おじさんが戻ってきて21時まで待つように言われた。
金額は1000000リアル(4200円)でいいらしい。
約40%オフの料金で乗れてしかもエレバンまで1本でいけるのなら申し分ない。
「え、どういうこと!?」
「WTF.......」
約40%オフの料金で乗れてしかもエレバンまで1本でいけるのなら申し分ない。
「でも、1つだけ言わなくちゃ、、、、君の座席はないよ。」
「え、どういうこと!?」
「バスの階段に座って国境越えをしてね」
「WTF.......」
バスの停車位置まで案内してもらい、乗車してみると車内は本当に満席だった。
やはり国際バスともなると大勢のイラン人が旅行しにいくんだろう。
噂の席がここ。
噂の席がここ。
まじで階段!運転席の隣!
事故ったら一発で頭からいっちゃうよ、、、
ドライバーはラコステの赤いポロシャツをきたおじさん。
日本に2年住んでて、長距離トラックの運転手だったらしい。
英語と日本語混じりで簡単な会話をした。
他のお客さんから食料をいただく。これが僕の唯一の食料。
何も持っていなかったので本当に感謝した。
なんだかんだ、イラン人好き(単純か)
ちょっと走って30分ほど休憩して国境へと向かうバス
夜中の2時すぎに国境に到着。
深夜だというのにも関わらず、かなりの混雑具合だった。
あたふたしていると、ドライバーが1500000リアル要求してきた。
あーやっぱりそうきたか。
あーやっぱりそうきたか。
話と違うんだよなぁ、、、
1000000リアルのはずでしょ。
何勝手に懐に入れようとしてんの。
Fu ●k
「タブリーズから国境まで500000リアル
国境からエレバンまで1000000リアル
1800000が1500000にディスカウントだよ、あなたのために。」
いやいやこちとら席がなくてシートベルトもない、人様が便所に入った靴で踏まれた汚くて硬い階段に座ってんのに何があなたのためだ。
「事前にタブリーズからエレバンまで1000000リアルって何度も確認したんだよ。あなたも1000000って聞いてるんでしょ、知ってるんだからね。」
「いいや違う1500000だ」
いい度胸してんな。
完全に懐にいれる気満々。
そしてぴったり1000000リアルしか準備していない僕。
しかしまぁ冷静に考えて弱い立場にいるのはこっちだ。
夜中にイミグレに到着してこのままさよならしてアルメニア国境で路頭に迷うのはさすがにしんどい。
とりあえず話の決着が見えないので、アルメニアビザのために10ドルだけアルメニアドラムに両替(4650ドラムになる)してイミグレへ。
何事もなく出国スタンプをもらい、橋っぽいのを歩いて渡ってアルメニアイミグレへ。
ここも長蛇の列。
ぶつかろうが足を踏もうが何も言わない。
イラン人どんどん割り込んでくる
ビザをもらうにも一苦労。
21日間有効のアライバルビザは3000ドラム(780円)
バス代に関しては結局、ドルとイランリアルを合わせて1500000リアル(6300円)分支払った。
「まいどあり〜!」とでも言わんかのような満面の笑みを浮かべるドライバー。
くっそ。
悔しい。
そして、ここで違うバスに乗れとの指示。
「まいどあり〜!」とでも言わんかのような満面の笑みを浮かべるドライバー。
くっそ。
悔しい。
そして、ここで違うバスに乗れとの指示。
「そのバスでは座席に座れるからね」
はぁ、やっと座席に座れる、、
ずっと気を張っているから疲れもたまっているし、エレバンに着くまでぐっすり眠ろう、、
はぁ、やっと座席に座れる、、
ずっと気を張っているから疲れもたまっているし、エレバンに着くまでぐっすり眠ろう、、
って思うじゃないですか。
世の中そんな甘くない。
笑った。
もう、なんか全てがどうでもよくなった。
話と違うじゃないかという文句を言う気力も無くなった。
ドアが閉まって気付いた。
外の景色見れない。
はぁ。
お疲れ自分。
明日は良いことあるさ。
バスは7時過ぎに発車し、このような道を突き進んでいく。
到着まで1時間くらい切ったところで美人なアルメニアのお姉さんが席を代わってくれた。
ずっと気にしててくれたみたい。
あぁ、なんていい人なんだ、、、
一枚だけ撮れた車内からの風景。
ずっと気にしててくれたみたい。
あぁ、なんていい人なんだ、、、
一枚だけ撮れた車内からの風景。
エレバンのバスターミナルに16時到着
道路にでて乗り合いバンに乗ってエレバン駅まで。
道路にでて乗り合いバンに乗ってエレバン駅まで。
そしてついに、本日の目的地、日本人御用達のリダの家に到着。
ぐったりだった、、、けど、シーラーズ、エスファハーンでも再会した2人の旅人とまたもや再会。
これはさすがに驚いた。
同じ時期に3人そろうなんて、、、
明日は市内をぶらぶらっとしてみますよっと。
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