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2016年10月18日火曜日

スペイン 21 フランス 1【バスに乗り損ねたので今日は野宿します】


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【現在地:チリ/サンティアゴ】
ただいま日本食レストランで研修中!

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2015年9月18〜20日(金〜日)



ペイ
町それぞれに違う顔があって、人もおおらかだしバルは最高だし、クレイジーなお祭りが多いし、この旅始まって初めて住みたいと思った国。
そんなに物価が安いわけではないのに、27日間も滞在してお金が飛んでいく一方なので、そろそろ出発しなきゃ、、


次なる目的地はラン最大の港町、マルセイユ



バス会社は毎度お世話になってるALSA。
マドリードからマルセイユ行きのチケットをホームページから購入。
金額は86ユーロ:11610円。
早めに飛行機を予約しておけば5000円かからないで行けるのに、、、
西ヨーロッパは計画的に旅をしないと移動費だけでお金が飛んでいっちゃう。



宿をチェックアウトして、地下鉄に乗ってバスターミナル(Intercambiador de Avenida de América)まで来た。



出発時間は16時20分。
乗り場だけわからなかったので、ALSAの窓口で確認する。




「マルセイユ行きのチケット持ってるんですけど、乗り場どこですか?」






「乗り場はあっちよ!」





あっちじゃわらかん。




「どこですか?」






「だからあっちよ!」






なんでかわからんけど、スペインに来て初めて威圧的な態度とられた。
マドリード最終日なのにこんな感じで終わりたくない。



プラットフォームの番号が決まってないのかな?と思って、周りにいた人たちにも聞いてみる。




「マルセイユ行きのALSAのプラットフォームどこですか?」






「ほう、マルセイユに行きたいのか!それならここだぞ!」





教えてくれた方々、グラシアス。
わからん場合は人に聞きまくればなんとかなるもの。
バスが来るまで、椅子に座って待ちます。



待ちます。



16時を過ぎた。
まだバスは来ない。
まぁ5分前に来ることもあるから大丈夫さ。



待ちます。



16時15分。
そろそろバスが来てもいいはずなんだけど、、、
まぁ遅れてやってくることもあり得るから大丈夫さ。



待ちます。。。



16時30分。
ふと気づく。
マルセイユ行きの人が見当たらない。。
嫌な予感がしてきた。



再びALSAの窓口に行って聞いてみる。



「あの〜、マルセイユ行きのバスはいつ来ますか?」




「は?何言ってるの?そのバスならもう出発したわよ。」




だからなんでそんな威圧的なの(笑)

「え?出発した?僕、ずっとプラットフォームで待ってたのにバス来ませんでしたよ!」




そんなはずはないと、電話をどこかにかけるスタッフ。



「いいえ、やっぱりもう出発したわ。もう、今日はマルセイユ行きのバスはないから、また明日出直しなさいな。」




「は、はぁ、、、」




まさかこんなことが起きるんて、、、
バスをすぐそばで待ってたのにも関わらず、いつの間にかバスが来てて、知らぬ間に出発した、、、
そんなアホなこと、ある?
なんでこんなことになったのかいまいち状況が飲み込めない。
わかるのは、バスに乗り損ねたということだけ。



どうしよう、、、
そういえば、1万もするバス代また払わないといけないのかな?



「もう一つ聞きたいんですけど、払い戻しってできますか?」




「できないわ」




躊躇なく一言で片づけられた(笑)



「そうですか、、、」




最初は威圧的だったスタッフさん、見かねた様子で1ついいことを教えてくれました。



「でも、明日のバスに振り返ることはできるわ。」




新しくバス代を支払う必要性がないとな。
僕に選択肢はなかった。



「ありがとうございます。それでお願いします。」




「明日はちゃんと乗りなさいね(笑)」




じゃあちゃんとプラットフォームの番号教えてよ!!!
って言いたかったけど、なんかもうどうでもよくなった(笑)



「はい、ありがとう。」




しかし問題はこれで終わったわけではない。
今日泊まる場所をどうするか、、、



マドリードはシーズン真っ最中で、安宿はどこも満室だし、というかむしろ明日の宿を抑えられなかったからマルセイユに行こうと決めたようなもんだし、、、



とりあえず中心地まで戻って、泊まってた宿に聞いてみよう。



重いバックパックを背負い直し、来た道を戻る。



マドリードでは、宿を上手いこと予約できなくて、2、3日おきに別の宿をとっていたので、泊まってたところ全部に聞いてみた。
でもやっぱり満室。
ネットで調べてみても安宿はどこも空きがない。
バックパッカーとは縁のない、1泊2万とか3万とかする高級ホテルなら空室あるけど、、、
いや、そんなお金使えんぞ。



しょうがない。
こうなったらやるしかない。



人生初野宿。




あ、人生初じゃなくて、高校の時に家出して野宿したことあったっけな。
まぁ何にせよここは日本じゃなくて外国。
野宿自体はそんなに珍しいことでもなく、公園とかにテント張ったりして旅をしている人も多いのは事実だけど、自分が外で寝る事になるとは思っていなくて、さすがに治安が気になるところ。。
しかもマドリードだし。



泊まっていた宿のすぐ裏手の広い公園に陣地をとった。
この旅始まってたぶん初めてビニールシートが活躍(笑)



意外と冷える夜のマドリード。
テントは持ってないので、とにかく着込んで風邪引かんようにして、バックと体を防犯チェーンでくくりつけ、浅い眠りにつく、、、



翌朝、朝昼兼用で適当に食事を済ませ、バスターミナルに向かう。
今日は絶対に乗るんだ。
2度目はないぞ!!



気合い入れて何度もいろんな人に乗り場を確認。
よし、これで間違いは起きない。



そして、、、




バスきた〜!!!
乗れる〜!!
めっちゃ嬉しい!!!!




多分、マドリードで長距離バスに乗る前にこんなに喜んだ日本人は僕が初めてでしょう(笑)



1430分 マドリード発
2230 バルセロナ着



バルセロナで乗り換えを挟む。
このバスを待ってる間も、バスが来るかどうかヒヤヒヤしてた(笑)


無事に乗れて、



035 バルセロナ発



EU間は国境はあってないようなものなので、バスに乗っているだけで次の国に行ける。

パスポートを日本で増刷したにもかかわらず、スタンプが増えないのは残念だなぁ、、



そして翌朝920分、マルセイユに到着!!!



マルセイユのバスターミナル、明るくて開放的でめっちゃ綺麗だった!



なんだかんだ移動だけで20時間くらいかかりました
1日無駄にしちゃったけど、とりあえず無事に着けたので良かった、、、



さて、フランス、楽しむぞ!
宿は1泊3000円越えしかなくて、物価も高くて泣きそうだけど、、、、(笑)



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