【現在地:オーストラリア/バンダバーグ】
ただいまワーホリでファーム生活エンジョイ中!
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広大な中国の土地・・・
今日は南寧から昆明を経由して成都、そして広州へ3200kmの列車物語。
今日は南寧から昆明を経由して成都、そして広州へ3200kmの列車物語。
今日は、中国の長距離列車の世界で味わった、日本には絶対ない刺激をお届けします!
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2015年5月24〜25日(日、月)
【南寧→昆明】
最後の最後まで二人は僕のことを心配してくれて、お世話をしてくれました><
タクシーも初乗り9元(157円)で安いけど出してくれた。
中国のタクシーは防犯のため、運転席のみ、ものすごい勢いで柵がかかっててびっくり!
駅に入るためにはセキュリティチェックを受けないといけません!
ちなみに外国人に配る用に5円硬貨に紐を通してカバンに入れてたんですが、銃器と間違えられて、一時騒然となりました。(心の中だけ)
2人に感謝の気持ちを伝えて、改札でバイバイ。
また会える気がしたから寂しさは感じなかった!
南寧→昆明の列車の切符は前日に購入済み。
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中国の長距離列車は、、、
価格が安い順に
無座:字のごとく座席がなくて立ちっぱ
硬座:フェルトの硬いシート張り。座席は向かい合わせで、それぞれ2、3人掛ける。
軟座:柔らかいクッションの座席の車両
硬臥:上、中、下段の三段ベッドが2列づつ向き合った形の寝台列車。
軟臥:上、下段の二段ベッドが二列あるコンパートメント寝台列車で、冷暖房が完備されている
詳しくはこちらのサイト参照
さすがにずーっと立ちっ放しはきついので硬座を選択。
南寧→昆明 112元(1958円)
プラットフォームにつき、乗る車両の番号を確認して自分の切符を車掌に見せます。
以下、列車の旅はまとめるのめんどくさいので当時のメモ書きの原文をUPします。
長いからね!
読み返したら恥ずかしいからね!
適当に読んでね!
まじ長いからね!
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電車に乗り込むとそこは異次元の世界が待っていた。
(出だしから羞恥心MAX)
少なくともこれまで東南アジアを旅してきた自分にとっては間違いなく混沌の世界が広がっていた。
空調は効いているのが幸いか、それでも人の臭いと熱気にやられそう。
老若男女が一つの狭い鉄の箱に自ら飛び込み、様々な思いを胸に昆明へと向かう。
異国人は一切いない。
僕一人だけだ。
さすがに大きい荷物を持っていると目立つ。
もはや英語など通用しないこの場所で僕が口にする言語、それは、、、日本語!
「すいませーん、通りまーす!」
「ごめんねー、道空けてー!」
はっきりとした声で周りにアピール。
もうこれで僕は注目の的である。笑
自分の席を見つけ、バックパックを目に見える位置に上げた後、腰を下ろす。
途端に隣の青年から声をかけられる。
英語が少し喋れるようだ。
「どこから来たのか?」
「どこに行くのか?」
さらに僕がベトナムでもらった岡本太郎氏の本を取り出すと、
「村上春樹を知っているか?」
「彼は素晴らしい作家だな」
簡単な英語だが、このような状況でもコミュニケーションが取れることに面白いと感じた。
20時5分 電車は出発
この人は、無座の人たち。
しんどそう、、、、
しんどそう、、、、
料金は安いけど席がない。
立つか居場所を確保して寝転がるか。
こんなのありえていいのか。
そしてなんと、車内ではタバコも吸えるスペースがある。
そしてトイレにはもれなくアンモニア臭が溢れています。
つい先ほどまで目立っていた自分は、時間が経つにつれ、注目されなくなり、影になったかのような気持ちになった。
まるでこの空間に溶け込んだ、あるいは僕が中国人になったかのような気分だ。
次第に体の火照りが冷めてくる。
車内はさながら
中学時代の修学旅行
野次のように飛び交う話し声
イヤホンで音楽を楽しむ者
お互いの手を弾く謎の手遊びをする者
読書に没頭する者
スマホを弄る者
ボーッとする者
夜中になってもしゃべり声は止まらない。
次第に体が重くなってくる。
バスの椅子に近い座席だが、長時間座っているとお尻が痛い。
これは想像以上にしんどい。
慣れない環境の中、孤独を感じながらも、うとうととする。
途中2駅くらい止まって翌朝、9時15分に到着。
予定より2時間遅れが、ひとまず
とりあえず乗り切った。
13時間
とりあえず乗り切った。
朝まで電気は消えず寝たのか寝てないのかよくわからない感覚。
電車を降りると向かいには成都行きの電車が。
本来ならこれに乗る予定だったが、切符を買う時間がないため次の電車を調べることに。
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2015年5月25〜26日(月、火)
【昆明→成都】
昆明→成都までの切符を買うために長蛇の列にならぶ。
この人ごみの中、
は、いても、割り込みをする姿は見られなかった。
床にタンを吐く人
は、いても、割り込みをする姿は見られなかった。
電光掲示板に映し出される空席情報。
知らない都市の名前がずらりと並ぶ。
そうか、僕は旅をしているんだと実感する。
1時間ほど経って、ようやく自分の番が回ってきて、日付、時間、行き先、などを書いた紙とパスポートを渡して一言も会話せずチケットを購入できた。
後から気づいたが、昆明から成都まで17時間でいける列車もあったのに、なぜか24時間かかる電車を選んでしまったので値段は硬座の1.8倍ほどするが少しでも体力を回復させたかったのと、経験としてベットを選ぶのもアリかなと思い、硬臥を選んだ。
昆明→成都 263.5元(4608円)
ファストフードで空腹を満たし、待合室に移動。
近くにコンビニがあったので食料を買い込む。
カップ麺は1つ5元(86円)
水は1Lで6元(104円)
水は1Lで6元(104円)
30分前にゲートが開いたので電車に乗り込む。
先ほどとはうって変わってある程度きれいな車内に感動。
値段が2倍だと、こうも違うのか。
同じように自分の席を確認して、バックパックを棚に上げる。
寝転んでみると確かにベットは硬いが意外にも快適。
身長165cmの痩せ型だが足も伸ばせるし幅もややゆとりはある。
ただ一つ難点なのは僕の足が臭いこと。
こればかりはデフォルトなので致し方ない。
近くの人、ごめんね!
近くの人、ごめんね!
そして周りを見渡してみると客層が違うことに気づく。
南寧→昆明の硬座の車両では、とにかく安く移動したいという、まさに僕みたいな不潔極まりない貧乏旅行者。
マナーやルールがないといえば大げさかもしれないがそれくらい空気が淀んでいてカオスな空間だったのに対し、
硬臥(寝台車)は、身なりも綺麗でやや裕福そうなおじさまおばさま方。
車両内もほどほど綺麗で、全く環境が異なる。
変わらないのは冷房が効いていることと、乗客の元気がいいこと。
声がひたすら大きい。
喧嘩じゃないけど
と何度叫びたくなったかわからない。
「喧嘩やめろよ!」
と何度叫びたくなったかわからない。
定時16時20分に出発して24時間後には成都か。
発車して20分も経てば開発途中の地。
中心地とのギャップに驚きを隠せない。
中国は国土が広いのに線路が整備されていてすごい。
揺れるには揺れるが気になるほどではない。
先人の血と汗の涙の結晶が中国での移動を格段に便利にしている。
こんなちっぽけな外国人でも利用できることに感謝しなければ。
翌朝、12時間の爆睡から目をさますと山間部だった
先はまだまだ長い。
中国の広さを思い知る。
ちなみに車内にはこんな表示がある。
タンを吐いちゃだめよ。
さすがに寝台車ではみんなマナーがよろしいのか、タンを吐く人いない。
まさかね
こんなところで吐く人がおるわけない。(フラグ立ったね)
寝起き早々嫌な音聞きたくな・・・
んがぁーっぺ!!!!
隣のおじさん吐いたー!!!
でたー!!
床にぴとっておいぃぃぃー!!
そこみんな通るところー!!!
唯一このおじ様だけ床に。
でも朝はタンのラッシュアワーなのか、みんな洗面台に行っては
カーペっ
カーペっ
トイレに行っては
カーペっ
カーペっ
高貴な夫人も険しい顔をして
カーペっ
カーペっ
そんななか俺はカップ麺を食べるのでした。
(中国の列車は給湯器が付いています)
定刻の16時35分ごろ列車は到着。
なんだ!
やればできるじゃないか中国鉄道!
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2015年6月2〜3日(火、水)
【成都→広州】
成都→広州 列車 224元(3883円)
ワゴンで食料の販売も定期的に行われてます。
さぁ、自分の座席を確認して、周りにジロジロ見られながらも腰を下ろし、しばらく経つと、、、、
足を伸ばしたければ無理やり向かいの座席に足を乗せてくる。
おいー!!!
おっちゃん、足ぃぃぃぃぃいいいい!!!!!
しかも遠慮なしお構いなしにグイグイ乗せてくる。ねじこんでくる。
その汚い足どけろやぁああ〜!
大音量で動画を流す客もいるが、もはや何も感じない動じない
ここではなんでもありだ
日本の常識が通用しない車内なのだ
そういう国なのだ
全てがBGMとなって感覚を麻痺させる
ひまわりの種を1時間以上も食べる人もいたよ
外の風景は相変わらずで、緑が多く、日本の田舎道を走っているかのような気分。
建物の作りが違うことをのぞけば。
建物の作りが違うことをのぞけば。
ぶつかっても謝ることを知らない彼ら。
でも何かをしてあげれば、あるいは何かをしてもらうと「シェシェ」という彼ら。
日本人でもありがとうってちゃんと言えない人いるのにな、、、
日本人でもありがとうってちゃんと言えない人いるのにな、、、
なんか中国はみんな友達って雰囲気。
日本はみんな他人って感じ。
出発から28時間。
さすがにこれだけ電車を揺られると、始発駅である成都から一緒に乗ってきた人の顔も無意識のうちに覚えるのだが、なんとなく一線を共に乗り越えた同士という気がしてくる。
さすがにこれだけ電車を揺られると、始発駅である成都から一緒に乗ってきた人の顔も無意識のうちに覚えるのだが、なんとなく一線を共に乗り越えた同士という気がしてくる。
20車両あり、硬座1車両は118名のキャパシティ
ということは単純計算して2360人
もちろん従業員用の車両や寝台車などもあるけど、それでも一度に多くの人とモノを運ぶことには変わりない。
車内では音楽が流れるのだけど、真夏の果実が車内で流れた時はびっくりした
車内が妙にざわついてきた
終点に近づいてきたのだ。
いつの間にかうとうとしていたみたい
23時20分、ようやく広州駅に到着
実に38時間も椅子に座り続けたことになる
予定より10時間遅れで到着
地下鉄も閉まっている
ということで、以上、旅の日記メモと写真と共にお送りしました!!
この後、ここ、広州駅で夜を明かし、電車を待って宿に行き、1泊して香港へと電車移動なり。
しげさん、懲りないね(笑)
とにもかくにも、ツアーでは感じられない生きてる中国を見るには長距離列車での移動をお勧めします!
同じような体験できるかわかりませんが、きっと濃いものになるでしょう!
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