【現在地:ブラジル/リオ】
昨日、オリンピックの試合を見てきました。
卓球の愛ちゃんも女子ホッケーも負けちゃったけど、テレビで見るのと、生で見るのとでは全く違くてめちゃくちゃ面白い!!!!
明後日は陸上競技をみてきますb
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明後日は陸上競技をみてきますb
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2015年8月15〜17日(土〜月)
砂漠の町から次にやってきのは戦慄迷宮、、、、それは富士急ハイランドか。
じゃなくて、迷宮都市と呼ばれるフェズ。
その名の通り、複雑に入り混じる迷路のようなメディナ。
地図なんてあてになるはずもなく、自分の意思のおもむくままに迷路を彷徨います。
メインの通りが2本あり、ここをまっすぐ行くだけでもいろんなものが売られている。
何も考えずに歩くだけで十分楽しい。
もちろん、時たま脇道にそれたくなる。
でもまだぐっとその気持ちをこらえてとりあえずメインの通りだけ歩いてみます。
売られているものはマラケシュのスークと大して変わらないので、写真は載せるとしても説明は省きます。(ただ、ラクしたいだけ)
正直、他にも書きたいことがたくさんあるので、、、という言い訳
道は石畳だったり坂道が多かったりするので、いまだに輸送手段としてロバや馬が使われています。
ちょっと脇道に入ったりするともう方向感覚が失われる。
自分がどこを歩いているのかさっぱ見当もつかなくなる。
だいたいそういう時に裏舞台が見えたりする。
フェズの町を支えている職人たちが働いている場所はメインの通りからはずれたところにありました。
リズム良く金板に模様を彫っていく。
こんんな細かな作業、一朝一夕でできるものではないですよね。
長い時間をかけて熟練した仕事ができる。
そしてこれが人の手によって生まれるというのがまた感動を覚えます。
ひらすら糸を巻き取っていく彼らの中には小学生くらいの子どもも一緒になって働いていました。
いったい彼らのお給料はどれくらいなんだろう。
全く見当もつきません。
さらに観光客なんてこなさそうな場所に迷い込んだ。
ここは革製品を作るための皮を卸すエリア。
めちゃくちゃ活気があって、買い手は品質の良し悪しを卸売業者と話しながら判断します。
そして、その皮を使った革製品が売っているお店も沢山あります。
一枚の皮を無駄なく使い、1つでも多くの品を作りあげます。
さらに、ここフェズでは、マラケシュのスークで見た「皮なめし」をしている様子を上から俯瞰することができる場所もあったので行ってみました。
フェズの街、こんなに建物が密集しているんですね!!!!
正直ここまでとは思っていなかったのでびっくりしました。
やり方はマラケシュで見たのものとだいたい似てるけど、こっちの方はもっと区画がきちんと分けられていてわかり易い印象を受けました。
年間に何匹の動物の皮がこのようにしてなめされているんでしょうか、、
革製品は確かに需要はあるけど、買う時には誰も動物の痛みや、生産者の苦労は考えないんですよね。
もちろん僕もその一人だけど、こうやって、製品の作られ方を学ぶことはすごく大事なこと。
ちなみにここは無料で見せてくれました。
もちろんそのあと、建物に入っているお土産屋さんに連れて行かれたけど、買う気が全くなかったのでスルー、、、
なんせ3日もいたので、もはやフェズのメディナはマスターしましたよ。
とか言って、次行ったら絶対また迷うやつ(笑)
最後は高台に登って、街全体を見渡してみます。
写真だと何写っているかよくわからないけど、、
とにかく建物の集合体です(笑)
ここで出会った少年2人。
手招きされて一緒にフェズの景色を眺める。
この子たちは英語はしゃべれないけど、なぜか言いたいことはよくわかった。
要はこの丘の周辺に来る観光客に対して、
「良い景色を見せてあげる!」とニコニコしながら言って、案内してくれるんだけど、ちょっと心許したかと思うと、
お腹をさすって「食べ物が欲しい」
手の親指と人差し指をこすりながら「お金がほしい」
って言ってくるんです。
この子たちの服装、よく見たら服はボロボロだし、サンダルには穴が空いて部分的に貫通しているし、両親はいないと言う。
「でもごめんね、何にもしてあげられないんだ。」
彼らからすると、「なぜ?」ってなると思う。
だってあなた達はお金持ちの日本人でしょ?
貧乏旅行の世界一周だとしても、いち旅行者というのは変わらない。
「だったらお金あるでしょう?」
「お金くれよ」
「食べ物くれよ」
そんなことを目の奥で訴えられる。
ひしひしと伝わるその悲痛な叫び。
でもきっと僕が何かあげたとしても君たちをもっと悲しませることになる。
だって、今日1日生き延びても、また明日にはこのようにして誰かを見つけないといけない。
でも必ず誰かが何かを落としていってくれるとは限らない。
モロッコでは幼くして働いている子を何人も見てきた。
もちろん正規に雇ってもらっているわけではないんだろうけど、その少年達も一生懸命生きている様子を伺えた。
君たち二人にも、どうにかして自分の人生を今よりも精一杯生きて欲しい。
世界は不公平だ。
でも、そう決め付けているのは自分だ。
何が幸せなんて他人が決めることじゃない。
自分で生きる喜びを見つけていくもの。
だから今のような不安な毎日とは決別して、もっと強く生きて欲しい。
そうは言っても伝わらないと思う。
だから僕は何もしてあげられなかったし、何もしてあげなった。
大人は無力だ。
大人は信用できない。
生きるためには奪うしかない。
奪え、うばえ、ウバエ、、、、
そんな青年にはなってほしくないなと強く願いつつ、帰り際、丘から降りて再び見上げるとまだ2人はそこにいて、手を振ってくれた。
でもその顔に笑顔はなかった。
フェズ4日目。
今日は長距離バスでフェズからシャウエンに移動します。
75ディルハム(930円)
朝、10時に出発して、6時間の道のり。
窓の外はどんよりとしていて、まるで昨日の僕の心模様を表しているかのようだった。
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