【現在地:ブラジル/サルバドール】
サルバドール、カラフルな街並みが素敵でした。
夜はちょっと怖かったけど、、、
今日はバスの乗り継ぎ含め、48時間の移動に挑戦してきます。
次なる目的地はサンルイスそして、待ちに待ったレンソイス!
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今日はバスの乗り継ぎ含め、48時間の移動に挑戦してきます。
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2015年8月10日(月)
マラケシュには皮なめし職人たちが仕事をしている地区があります。
剥がされた羊や牛の皮を洗って干し、製品としての皮にする工程を見られる場所。
迷路のようなスークを彷徨うとそのエリアにいけるらしい。
迷路のようなスークを彷徨うとそのエリアにいけるらしい。
せっかくマラケシュに来たからには見てみたい。
皮が作られる工程なんてなかなか見る機会ないし。
しかし、インターネットの情報によると、皮なめし場に到着すると勝手にガイドを始めて結構な金額を取られたとか、客引きには注意しろとかいう情報が結構あって、願わくばローコストで見学でしたいと思っていました。
4年前の地球の歩き方によると10〜40ディラハムくらいのチップは払うことになるらしい。
その地区の付近まで歩いて行くと、どこからともなく日本語で「カワナメシ??」とか「タンネリ??」と言われる。
何人かに声をかけられ、その内の一人(刈り上げ君)に確認のため
「君はガイドか?お金を払う必要があるか?」
と聞いてみる。
するとその刈り上げ君は
「僕はガイドではないけど無料で連れて行ってあげるよ」
無料だなんて怪しい。
そんなはずはない。
念押しで
「君はガイドではないし僕はお金を払う必要はないんだね?」
刈り上げ君
「そうだよ。」
だいたいこういう話には裏がある。
なぜに観光客に対して自ら「カワナメシ?それなら僕が無料で連れて行ってあげるよ」というのか。
本当に親切心か?
ただの親切心ならばモロッコ人は地球で一番親切な国になる(かもしれない)。
道の両側にいくつもの皮なめし場がある。
そしてその中の一つの皮なめし場へ連れて行かれた。
刈り上げ君
「僕の案内はここまで。楽しんでね~ それじゃ。」
僕は、え?ここまで?と思いながらも、
「お、おう、サンキューな」
刈り上げ君は本当にお金の請求をしてこなかった。
どうやら本当に親切心で連れて行ってくれたようだ。
モロッコなかなかいいじゃん。(単純)
そう思っていられたのもほんのわずかな時間だけだった。
皮なめし場に着いてからは別の男の子にバトンタッチ。
おそらく20歳くらいだろう。
サッカー選手のネイマールに似ているためネイマール君と呼ぶことにする。
イケメンかよ。
ネイマール君
「ようこそレザーマーケットへ。
さぁ、100ディラハムよこすんだ」
でたよこの展開。
予想はしてました。
そしてこれは僕がリサーチしていた相場よりも高い。
最高でも50ディラハムがいいとこ。
そして明確にも100ディラハムってところがなんかひっかかる。
きっとモロッコの相場から行って100ディラハム(1240円)は結構いい値段。
僕
「なぜ?入場料?」
ネイマール君
「いいや、見るだけなら無料だよ。でも案内料は必要だよ」
僕
「ん~別に案内はいらないよ。だた僕はこの中をぷらぷら見学したいだけだからね」
ネイマール君
「何を言っているんだ。100ディラハム払わないと中に入れてやらないぞ。」
僕
「どこにそんなルールが書いてあるんだよ。」
僕はガイドを必要としていないのになぜ100ディラハム払う必要があるのでしょうか?
しかし中に入れてもらわないと見たいものも見れない。
その後もごねにごねまくった結果
ネイマール君
「わかった、じゃあ案内料は気持ちだけでいいよ。Up to you.」
また中途半端なことを言ってくる。
この「Up to you」って言葉あんまり好きじゃない。
要は君に任せるよ、君次第だよってことなんだけど、上から目線で試されてる気がする。
僕
「そう?じゃあ10ディラハムでも20ディラハムでもいいんだね?」
ネイマール君
「いいや、最低でも50ディラハムだ」
僕
「おいおい、さっき気持ちでいいって言ったよな?」
僕がひねくれているのか、彼がひねくれているのか。
もちろん、中を見せてもらうのに当たってさすがに無料でだなんて思っていない。
見学料や案内料はいくらか支払うつもりだったのだけど、それ以前に彼の態度が気に食わない。
この手の話は、話を続けても終わりが見えないので強引に中に入ってみた。
すると勝手にガイドを始めてきた。
まぁそうなるだろうと思っていたので、そのまま何も言わず中を見学させてもらう。
本当は一人でじっくりと見たかったのだけど、彼は僕のことが嫌いなのか、一通り説明を終えると出口の方へ向かって僕を待つ。
内部の様子はちょっと胸にくるような独特の匂いが充満していて、例えるなら動物園のそれ。
いや、さらにきつい匂いかもしれない。
ネイマール君が持っているミントなどの香草が緩和剤になっているようだが、僕は受け取ってしまえば負けた気がするから拒否した。
こういうとこほんと頑固だなってつくづく思う。
ここには干してある皮しかなくて、皮をゴシゴシ洗う姿を見ることはできなかった。
ちなみにこの浴槽のようなものの中に鳩の糞とかが入っていて、そこで洗う。
すると不思議なことに硬い皮が柔らかくなるらしい。
ネイマール君が催促するので写真を何枚かとって外にでた。
すると彼が写真代だと言ってさらにお金を請求してきた。
ネイマール君
「写真を撮ったんだからお金は支払うべきだろ?」
僕
「何言ってるの?そんなの聞いてないよ」
ネイマール君
「ここではみんな払うことになっているんだ」
いやいや、仮にそうだとしても事前にそういうのは言えよ。
後から請求してくるのが一番タチが悪い。
イライラする。
もうごたごたするのもめんどくさかったので、ガイドブックに載っていた相場のお金を投げるようにして雑に渡し、歩き始めた。
するとその態度に満足いかなかったのか、後ろから
「Fuck You!!」と言われ中指を立てられた。
おとなげなくも僕も同様に大きな声でそう叫ぶ。
本気な顔で「死ねこのクソったれが」って言われたらさすがに僕も我慢できん。
帰り道、刈り上げ君が観光客を横に連れて再び姿を現した。
こちらには気づいていない。
もしや、、と思い彼をしばらく観察してみた。
そして僕の予想は当たった。
何人もの観光客を皮なめし場へ連れていく
そしてネイマール君に引き渡す。
つまりは、刈り上げ君と、ネイマール君は観光客相手に商売をしていて、その日の収入を後々山分けするのだろう。
最初は無料だからと言って皮なめし場に連れて行き、ガイド料だけはきっちりとる。
すごく嫌なやり方。
もちろん彼らだって生活がかかってる。
騙してでもお金は欲しいはず。
いや、騙すという言い方は適切ではないかもしれない。
たしかに、皮なめし場までは無料で連れて行ってくれた。
でもそこまでは無料なわけであって、中に入ってガイドを頼むのにはお金を払う必要はある。
彼らなりの商売のやり方。
とにかく、何が言いたいかというと、今回の件だけではなく、違う国でもぼったくり行為や詐欺まがいな行為など、どうにかして観光客からお金を取ろうとしてくることもある。
彼らと関わる場合、ある程度の線引きは必要。
観光客プライスなるものも存在するし、提示された料金に関して高い、もっと安くということを考えがちだけど、割り切って物事を考えることも大切だと思う。
僕たちは、いち旅行者。
ましてや海外の人からは日本人はお金持ちって思われてるし。
カモになりやすいから騙されないためにも事前情報は大事。
楽しいことばかりが旅じゃない。
必然的にこういう現実とも向き合うことになる。
世界一周の旅の予算は限られているから使いどころを間違えないようにしないと。
さて、なんかいろいろ話がごちゃごちゃになった気もするけど、
皮なめしのエリアには他の皮なめし場もあって、無料で自由に入ってみていいよってところも見つけた。
毎日過酷な環境で皮をなめす彼ら。
何枚の皮をなめそうが、1日の給料は10ドル程度らしい。
それでも彼らいるから僕たちはここ、モロッコで魅力的な革製品と出会うことができる。
作り手は丹精込めて作ってる。
今日は勉強になることが多かった。
ちなみに皮なめしの様子はこの方の記事がおすすめ。
▼モロッコの皮なめし工場に潜入取材!
皮なめしの様子、マラケシュに来た際には一度見てみてください。
いろいろ考えることがありますよっ。
あ、僕みたいにめんどうな日本人にはならないように、、、笑
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